海外 iPhone 紛失 – 発見方法 & 体験談
2018年10月のシンガポール・マレーシア旅行の際、
妻のむうがシンガポールで iPhone を紛失しました。
まだまだ分割の支払いが残っている iPhone 8 Plus。
iPhone の機器本体の値段もそうですが、
今まで撮りためた写真などのデータ損失や、紛失後の通信悪用で、
莫大な請求料金が発生する恐れがあるかと思うと、絶望します。
日本で紛失なら見つかる可能性も高いかと思いますが、
海外での紛失となると、見つけるのは至難の業です。
そんな中、無事に発見できたのですが、iPhone を紛失してから発見までの方法を書いていきます。
iPhone を探すアプリ
「iPhone を探す」アプリは、App Store からインストールします。
iPhone を探す
https://itunes.apple.com/jp/app/iphone%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%81%99/id376101648?mt=8
インストールが、終わると、以下のアイコンが現れます。
上記アイコンをタップし、「iPhone を探す」を起動します。
Apple ID と Apple ID のパスワードを入力し、
Sign In をタップします。
iPhone や iPad など Apple デバイスの現在の場所がわかるようになります。
これで失くした、iPhone の場所が判明できます。
失くした iPhone に対する、Action が選択できます。
Action を押すと、その紛失した iPhone に対して、
様々なアクションができるようになります。
「サウンドを再生(英語版は Play Sound)」を押すと、
その iPhone に対して、音を鳴らすことができます。
「紛失モード(英語版は Lost Mode)」を押すと、
iPhone の遠隔ロックをすることができます。
さらに、自分の現在の連絡先や、メッセージなどを登録すると、
画面上にその連絡先やメッセージや表示させることができます。
「iPhone を消去(英語版は Erase iPhone)」を押すと、
遠隔で iPhone のデータを消去できます。
このように、もし、iPhone が現地 SIM や、Wi-Fi につながって、
オンラインの場合、紛失しても、様々な対応がとれます。
しかし、海外旅行中は、機内モードに設定のまま過ごしていたり、
レンタル Wi-Fi を使用していても、iPhone 自身が Wi-Fi にも繋がっていない場合、
iPhone や iPad などのデバイスはオフライン(Offline)になります。
その場合は、上記のようなアクションは実行できず、
iPhone などがオンラインになり、検知されたときにアクションが実行できるようになります。
「検知時に通知」をタップし、実行したいアクションを選びます。
今回、私の妻のむうは Wi-Fi の調子がおかしく、一時的に機内モードにしたまま、
外出し、そこで iPhone を紛失しました。
そうなると、iPhone を探すでは全く役に立たず、紛失した iPhone を探すのは至難の業になります。
回線の停止
iPhone を探すで、iPhone が見つからない場合は、
すぐに回線を一時停止することを強く推奨します。
現地のプリペイド SIM を使用し、日本の SIM を使用していない場合は、
その SIM と iPhone 本体の損失で済みますが、
日本の SIM を挿したまま、通信を悪用されてしまうと、莫大な請求が来る恐れ場合があります。
日本の SIM を挿したままの場合は、それぞれのキャリアに応じて、
回線を停止してください。
盗難・紛失したときは | お客様サポート | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/support/trouble/lost/
海外での盗難・紛失について | au
https://www.au.com/information/notice_mobile/global/
紛失・盗難にあったとき | モバイル | ソフトバンク
https://www.softbank.jp/mobile/support/lost/
ホテルのコンシェルジュ
今回、私の妻のむうの iPhone は、シンガポールなどで使用できる、
現地プリペイド SIM を使用していましたが、たまたま機内モードのタイミングで紛失してしまいました。
従って、上述の通り「iPhone を探す」アプリでは探し出せず、自力で見つける必要があります。
まず今回 iPhone を紛失したタイミングは、宿泊していたグランドハイアット・シンガポール、
Grab での車移動、ボタニックガーデンのどこかでした。
まず気がついたボタニックガーデンの入り口だったので、入り口付近いなかったことから、
ホテルか Grab の車内のどちらかに絞られます。
Grab の場合は、利用した直後であれば、運転手の連絡先情報が、
Grab の「History」メニューから確認ができます。
今回、運転手の電話番号に連絡したのですが、運転手につながりません。
運転手の番号に、SMS で英語のメッセージを送っても、配信不能になってしまいます。
あとでわかったのですが、運転手さんの登録番号が古く、もう繋がらない番号でした。
Grab の運転手につながらないので、ホテルに戻り、
ホテルのフロントやコンシェルジュに相談します。
チェックアウト済みだったのですが、再度ルームキーを発行いただき、
宿泊していた部屋を探せるように手配してくれました。
さらに清掃員のスタッフも一緒に部屋以外なども探していただきましたが、
見つかりませんでした。
そうなると、ほぼ Grab の車の中になるのですが、運転手には繋がりません。
ここでホテルのコンシェルジュが本当にいろいろサポートしてくれました。
Grab 運転手の電話番号にかけてくれたり、Grab のサポートセンターに連絡してくれました。
Grab のサポートセンターに繋がると、電話を代わられましたが、
私たちが英語が話せないことが分かると、翻訳ソフトを使用しながら、
通訳もしてくれました。
Grab のサポートセンターに状況を伝え終わると、Grab のサポートセンターから、
その Grab 運転手に連絡を取り、もし iPhone が見つかれば、
次の宿泊先に連絡してもらうことを調整してもらいました。
その失くした日は一日中、気分が下がったまま、観光もまともにできなかったのですが、
次の宿泊先のアンダーズ・シンガポールの部屋で途方に暮れていると、
一本の電話がありました。
グランドハイアット・シンガポールのコンシェルジュの方でした。
Grab の運転手の現在の連絡先がわかり、アンダーズ・シンガポールに届けていただけるとのこと。
グランドハイアット・シンガポールのコンシェルジュさん、
本当に本当にありがとうございます!!!!!!!!!!!
海外で iPhone を紛失するという絶望的な状況、半分あきらめていた中、
本当にうれしい知らせでした。
教えてもらった運転手の電話番号に連絡し、待ち合わせ時間を決めて、
なんとか、紛失した iPhone を取り戻すことができました。
自身の不注意で招いた最悪な気持ちですが、一気に最高の気分になりました。
不慣れで言語の不安のある海外で、一緒に一生懸命、私たちのために、
尽くしていただけるホテルのコンシェルジュに相談することで、
私たちのように iPhone を見つけられる場合もありますので、
もしどうしようもなくなったら、ホテルのコンシェルジュに相談することも、
強くお勧めします!