タイ・ヤードム(Yadom) – 嗅ぎ心地(?) 比較情報

タイでよく見かけるスティック状の鼻にぶっさす器具、ヤードム。
そんなヤードムをタイで何種類か購入して嗅ぎ比べてみました。
ヤードムの比較情報をまとめていきます。

ヤードムとは


タイ語で、ヤー「薬」、ドム「嗅ぐ」を意味し、嗅ぎ薬として親しまれています。

ヤードムは、ジョグ状のものや小さいボトルタイプのものもありますが、
一般的にスティック状のものをよく見かけます。

ヤードムの構造

一般的なスティック状のものです。

ヤードムは分解すると、以下の4つの部分に分かれます。

①はキャップです。

②鼻に刺すスティック部分です。
 空気が通るように穴が開いています。

③スティックと液体ボトルをつなぐ部分です。

④液体が入っているボトル部分です。
 スティック内の綿に液体を補充したり、
 直接このボトルから、嗅いだり、肌に塗ったりします。

ヤードムの効用

ヤードムは万能薬です。

こちらの写真を見ての通り、6つの効用があるようです。

①頭痛 (Headache)

こめかみにヤードムを塗ると、頭痛が収まる場合があります。
こちらは私自身もよく、助けられており、効果あると思います。

②乗り物酔い(Motion Sickness)

アロマの香りで乗り物酔いが収まる場合があります。

③腹痛 (Stomachache)

なぜ腹痛に効くのか分かりませんが、腹痛が収まる場合があります。

④筋肉痛 (Muscle Pain)

筋肉痛の幹部に塗ることで、筋肉痛の痛みが和らぐ場合があります。

⑤打撲痛 (Hematom and contusion)

Hematom がよく分かりませんが、打撲痛にも効くようです。

⑥虫刺され (Insect Bites)

蚊など虫に刺された幹部に塗ると、かゆみが収まります。

気分転換

写真にはありませんでしたが、私が一番交換を感じるのは気分転換です。
仕事中、何か集中したい時など、鼻にぶっさし、
アロマを吸い込みます。

眠気覚まし

ドライブ中、仕事中など眠くなった時に、アロマを吸い込むか、
目の周りに、ヤードム液を塗ると、眠気が覚めます。

ヤードム液が間違って目に入ると、とてつもない痛みが走り、
眠気が無くなるどころか、痛みで悶絶する場合があるので、
注意が必要です。

マスク清涼感

COVID-19 の影響で、夏でもマスクをしなくてはいけない日が続いています。
暑い気候の中、マスクをするのは非常に苦しいですが、
ヤードム液をマスクに少しだけしみこませると、ただのマスクが、
非常に清涼感あるマスクになりました。

ただ、ヤードム液をつけすぎたり、マスクのフィット状況がよくないと、
目に沁みますので、注意が必要です。

ヤードム販売所

ヤードムはタイ国内であれば、どこでも見かけることができます。

コンビニエンスストア、ドラッグストア、スーパー、土産物店など、
どこでも売っています。

1本バラで約 100 円くらいで購入できます。

やはりドラッグストアや土産物屋での大量購入が一番お安く買えます。

いつかこんなに箱買いで大量に購入してみたいものです。

ヤードムブランド

タイ国内にはいくつものヤードムブランドがありますが、
購入した一部の情報をまとめていきます。

POY-SIAN

タイ国内で一番よく見かけるブランドです。

パッケージ

裏面

本体

分解

成分

Menthol 42.0%
Camphor 16.4%
Eucalyptus Oil 8.5%
Borneol 6.1%

Peppermint Field

女子の所持率が高いヤードムです。
爽快感よりもフルーティーな香りが特徴です。

パッケージ

裏面

本体

分解

成分

Menthol 55.900%
Peppermint Oil 3.727%
Camphor 4.969%
Borneol 9.000%
Eucalyptus Oil 6.200%
Mineral Oil qs to 100.0%

SIANG PURE

謎のおじさんがトレードマークのヤードムです。

パッケージ

裏面

本体

分解

成分

Menthol 53.0%
Camphor 2.0%
Eucalyptus Oil 32.0%
Borneol 1.5%

TIGER BALM

あの塗り薬タイガーバームのヤードムです。

パッケージ

裏面

本体

分解

成分

Menthol 42.0%
Camphor 17.7%
Eucalyptus Oil 9.7%
Other

Nose Mint

日本の薬局やディスカウントストアでも、ヤードムが売っていました。
名前はそのまま「Nose Mint」です。

ただ、この Nose Mint は、タイの POY-SIAN そのもので、
OEM(Original Equipment Manufacturer)製品だと思います。

パッケージ

裏面

本体

分解

成分

Nose Mint の本体やパッケージに成分は一切記載がありませんでした。
ただ、嗅ぎ心地は POY-SIAN と一緒なので、中身の成分も POY-SIAN と一緒だと思います。

ヤードム嗅ぎ比べ情報

POY-SIAN

私がタイで初めて購入したブランドで、常にバッグに携帯しているヤードム。

すべてのヤードムの基準を、POY-SIAN で比較しちゃいます。

清涼感も匂いもシンプルで標準的なヤードムって感じがします。

Peppermint Field

なんといっても、フルーティーな香りが印象に残るヤードム。

メンソールの割合は、 POY-SIAN よりも多いものの、
清涼感よりも、 フルーツの香りが印象に残ります。

SIANG PURE

メンソールの割合が、 POY-SIAN よりも多く、
余計な香りがついていないため、個人的には一番清涼感を感じるヤードムです。

TIGER BALM

メンソールの割合が最も低く、清涼感はやはり劣ります。

またタイガーバーム特有の薬草のようなにおいがきつく、
長時間鼻にぶっさすのには向いていません。

Nose Mint

POY-SIAN とまったく同じ感じがします。

感想

個人的にはやはり POY-SIAN がお気に入りですが、
ヤードムの好みは人それぞれだと思います。

知り合いのタイ好きの方は、タイガーバームのヤードムが、
一番効くという意見もありますし、鼻の感じ方は人それぞれ。

自分の鼻にあったヤードムに遭遇できるよう、
私もさらなるヤードムの発見に努めたいと思います。

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