シンガポールからマレーシア・クアラルンプールへのバス移動 – Transter Travel Solitaire – バリアフリー情報

2018年10月にシンガポールからマレーシアのクアラルンプールに旅してきました。
空路でシンガポール入りし、陸路でマレーシアに入り、クアラルンプールから日本に帰国しています。
前から気になっていた高速バスでの、シンガポールからマレーシア間の国境越えの情報、
高速バスの予約方法、バスの情報をまとめていきます。

シンガポールとマレーシア移動手段

シンガポールとマレーシア間の移動手段としては、飛行機、バス、電車があります。
電車は本数が少なく、時間もかかりすぎるので、比較対象から早々に外れました。
飛行機とバスで、シンガポールとクアラルンプールに絞って、
メリットとデメリットをまとめました。

飛行機

メリット

・移動時間が短い
バスと比べると、シンガポールのチャンギ空港から、クアラルンプール国際空港(KLIA)まで、
1時間程度の搭乗時間で済みます。

デメリット

・料金が高い
バスと比べると、航空券の運賃が高いです。
2018年10月の料金で、片道7000円くらいからのチケットがあります。

・搭乗前後の時間が長い
一応国際線の移動になるので、空港には2時間前に行く必要があります。
またクアラルンプール国際空港の場合、クアラルンプール中心から1時間以上かかります。

バス

メリット

・料金が安い
バス会社にもよりますが、片道約800円~5000円くらいでチケットが買えます。
料金が高ければ高いほど、座席が広くゆったりしていたり、
食事やテレビがついていたりします。

・搭乗前後の時間が短い
飛行機と違い、チェックイン、事前の出国審査などないので、
発車時間の30分くらい前に出発地に行けば十分です。

デメリット

・移動時間が長い
シンガポールからクアラルンプールまで大よそ5時間半くらいかかります。

ジャッジ

飛行機移動とバス移動の両方経験した感想としては、
バスのほうに軍配が上がります。

飛行機の場合、シンガポール中心からチャンギ空港への移動30分 +
空港でのチェックインと出国審査 2時間 + 飛行機移動時間1時間 +
クアラルンプールでの入国審査と荷物受取と税関30分~1時間 +
クアラルンプール国際空港から市内への移動1時間~1時間30分と、
5時間~6時間かかります。

バスの場合、シンガポール中心からバス乗り場まで10分 +
バス待ち時間30分 + バス移動時間(出国、入国審査含む) 5時間30分で、
クアラルンプール中心地に到着するので、
飛行機での移動した場合の全体的な時間はあまり変わりません。

そして運賃はバスのほうがはるかに安いです。

また、バスは一回乗ってしまえば、後はのんびり座っているだけなので、
身体がものすごく楽でした。

シンガポールからクアラルンプールのバスチケットの買い方

バスチケット予約サイト

有名なバスチケット予約サイトとしては、BusOnlineTicket.com が有名です。

BusOnlineTicket.com
https://www.busonlineticket.com

こちらは複数のバス会社の各グレードのバスを比較しながら、
予約ができます。
ただ予約の際に、Insurance 分として手数料のようなものが追加徴収されます。

私は乗りたいバス会社のサイトから直接予約をしました。

Transtar Travel
http://www.transtar.travel

Transtar Travel バスチケット購入方法

Transtar Travel のサイトで、チケットを検索します。

[Return] は往復、[One Way] は片道のチケットです。
今回はシンガポールからクアラルンプールに移動するだけなので、[One Way] を選択します。

[Depart From] は出発地、[Arrive To] は到着地、それぞれプルダウンメニューで選択します。

[Departure Date] で出発日をカレンダーから選択します。

[Pax] で必要な座席の枚数をプルダウンで選択します。

[Search] ボタンで検索を開始します。

指定した条件で、様々な時間帯、様々なタイプのバスが表示されます。
今回は、Transtar Travel 社の中でも一番高い、Solitaire(ソリーティア)という、
2階建てバスで、18席しかない高級バスを選択してみました。

Solitaire を選択すると、座席を選択する画面が出てきますので、
購入したい座席を選択します。

今回は2階席の一番後部座席の13、14の座席を選択しました。
ちなみに1階席を希望する場合、15~18の座席を選択します。

[Proceed] ボタンを押し、次に進みます。

今まで選択した条件で問題ないか確認の画面が出てきます。

スクロールすると、個人情報を入力する画面になります。
[名前] [電話番号] [ID情報(パスポート番号)] [メールアドレス] を入力します。
ちなみに電話番号ですが、私は現地で使用する予定の、SIM の電話番号を登録しましたが、
日本の番号で問題ないと思います。

続いてスクロールすると、クレジット支払いの選択と、
規約に同意する旨のメッセージが出てきますので、チェックを入れて、
[Proceed to Payment] ボタンを押し、支払画面に移動します。

クレジットカードの番号と有効期限を入力し、[pay] ボタンを押します。

支払確認の画面に変わります。

支払が完了し、予約ができた画面に変わります。
以上で予約は完了です。
予約番号(BOT NO.) が発行されますので、念のため控えておいたほうがいいと思います。
また、予約が完了すると、入力したメールアドレスに予約確認メールが届きますので、
そのメールをプリントアウトして、当日持っていくことをお勧めします。

シンガポール – バス乗り方

バス出発地 – ゴールデンマイルタワー

シンガポールからマレーシアへのバスの多くは、
ゴールデンマイルコンプレックスが有名です。
ゴールデンマイルコンプレックスは「リトル・タイ」とも呼ばれ、
バス会社だけでなく、多くのタイ料理やタイのものが何でもそろうスーパーがあります。
今回予約した Transtar Travel 社の集合場所(Pickup Point)としては、
ゴールデンマイルコンプレックスの手前の建物、ゴールデンマイルタワーになります。

住所

6001 Beach Road #01-52A Golden Mile Tower Singapore 199589

ゴールデンマイルタワーの行き方

ゴールデンマイルタワーの最寄り駅は、MRT の Nicole Highway 駅から徒歩で10分くらいの場所です。
ただ、長距離バス移動となると荷物が多いと思うので、迷わずタクシーなど車で行くことをお勧めします。
車ではシンガポール中心街から10分くらいで着きます。

Transtar Travel 社の事務所

ゴールデンマイルタワーの入り口近くに、Transtar Travel 社の事務所があります。
以下のような看板が目印です。

事務所の入り口はこんな感じです。

こちらの中に入ると、受付のお姉さまが対応してくださります。

当日予約がなくても、空きがあれば、その場でチケットを買うことができます。

プリントアウトした予約メールを見せると、奥の待合室で待つように言われます。

奥の待合室では、傘が干してあったり、飲み物やちょっとしたお菓子がセルフサービスで、
用意されています。
またいくつか時間をつぶすための本なども置いてありました。

いくつかお菓子と飲み物を頂きました。

Solitaire 乗り方

出発時間の 10 分くらい前になると、受付のお姉さまが、乗車場所まで一緒についてくるように促されます。
Transtar Travel 社の事務所から乗車場所までは少し歩きます。

途中、トイレがありますので、できるだけバスに乗る前にトイレを済ましておいたほうがいいでしょう。
ただ、ゴールデンマイルタワーのトイレはあんまり綺麗ではないです。

数分歩き、バスに乗り込みます。
屋根がないので、雨が降っている場合、お姉さまが濡れないように傘でエスコートしてくださります。

バスに乗り込む前に、シンガポールドルを、マレーシアリンギットに両替しておくことをお勧めします。
バスに乗ってしまうと、その後シンガポールドルを使う機会はありません。
バス移動の休憩場所であるサービスエリアでは、リンギットしか使えないため、
事前にリンギットがあった方が、飲み物など買えます。

ゴールデンマイルタワーには両替所はなく、ゴールデンマイルコンプレックスまで行かないと、
両替所はないようです。
私たちの場合、ゴールデンマイルコンプレックスまで歩いて行くのが、なかなか大変ということで、
Transtar Travel 社の受付のお姉さまが、自身でお持ちのリンギットを私たちのシンガポールドルと変えてくれました。
しかもその場で調べたネットのレートで!
なんとお優しいことか。
Transtar Travel 社の受付のお姉さまには本当に感謝です。

Solitaire 車内

ドアから入ると、そのまま2階席に上がるための階段があります。
階段は結構せまく、急ですので、手すりをしっかりつかまって、上がりましょう。

車内は片側1席で、非常に広々しています。

電動のリクライニングがありものすごくくつろげます。

パーソナルモニターもあり、映画なども観ることができますが、私のモニターは壊れていて、
なにも映りませんでした。

シンガポール出国審査

シンガポールからマレーシアにバスや車で出国する場合、シンガポール北部のウッドランズ・チェックポイントで出国審査を済まし、コーズウェイを通って、ジョホールバルに入るか、
シンガポール西部のトゥアス・チェックポイントで出国審査を済まし、
セカンドリンクを通って、ジョホールバルに入る必要があります。

今回乗車した Transtar Travel 社のバスでは、トゥアスにて出国審査をしました。
ゴールデンマイルタワーを出発して、40分から1時間程度走ると、トゥアスに到着します。

チェックポイントでは写真撮影は禁止されています。

トゥアス・チェックポイントに到着すると、バスから降りるように運転手さんから促されます。
出国審査は、パスポートのみあれば、出国できますので、他の荷物はバスに置いたままで、
問題ありません。
パスポートと貴重品のみを持って、バスから降り、出国審査の建物に入ります。

出国審査の建物に入ると、パスポート(シンガポール人、マレーシア人、その他)の種類によって、
窓口を分けられます。
入り口に車いすを借りれるようなところはありませんでした。

入り口から数十メートル歩くと、出国審査官のブースにたどり着けますので、
そんなに歩かずに済みます。
出国審査官に、出入国カードの半券を渡し、指紋スキャンすれば、出国スタンプを押してくれます。

出国審査官のブースからまた数十メートル歩くと建物の出口ですので、
そんなに歩く必要もなく、全体でわずか5分程度で出国審査が終わります。

建物の出口を出ると、先ほどまで乗っていたバスが駐車していますので、
バスを間違えずに乗り込みます。

その後、国境の橋である、セカンドリンクを渡ると、いよいよマレーシアに入国です。

マレーシア入国審査

トゥアス・チェックポイントを出発してから、15分くらい走った
スルタンアブバカール(Sultan Abu Bakar)という以下のあたりで、
マレーシアの入国審査を受けます。

マレーシアの入国審査でももちろん撮影は禁止です。

入国審査の建物に到着すると、運転手さんからすべての荷物を持って、
建物に行くように促されます。
パスポート、貴重品だけでなく、スーツケースも持って、建物に入ります。

入国審査の建物に入ると、すぐに入国審査官のブースがありますので、
ほとんど歩かずに済みます。
特に入国カードなどの記入は不要で、そのままいくつか質問を受けただけで、
入国のスタンプを押してもらえました。

その後、持ってる荷物全てを、X 線に通して、入国審査は終了です。
あっという間すぎで、こちらも全てで、5分くらいで終了しました。

入国審査の建物自体非常に小さく、こちらも車いすは見つけられませんでした。

建物を出ると、バスが待っていますので、バスに荷物を預け、
またバスに乗り込みます。

マレーシア内バス移動

マレーシアへの入国審査が終わると、あとはバスにひたすら揺られるだけになります。

バスでの食事

シンガポールのゴールデンマイルタワーからバスの中は運転手さんと、乗客だけですが、
マレーシアの入国が終わると、以下のポイントあたりで、2人のキャビンアテンダントさんが乗車してきます。

キャビンアテンダントが乗車すると、ペットボトルの水が乗客全員に配られます。

そして、お弁当のような食事が頂けます。
また食事と一緒に温かいコーヒーか紅茶が頂けます。

今回は鳥の唐揚げが5つ入ったナシレマッを頂きました。

サービスエリア休憩

サービスエリア場所

以下のようにマラッカの手前あたりのサービスエリアでトイレ休憩があります。

サービスエリア店舗情報

非常に小さいサービスエリアで、飲み物やお菓子を売っている小さなお店がいくつかあります。

リンギットも両替済みで少し持っていたので、オレンジジュースを買うことができました。
これも親切で両替してくれたお姉さまのお陰です。

撮影禁止ポイントが続いたため、やっとここでバスとの記念撮影ができました。

サービスエリアのトイレ

なかなかハードなトイレです。

マレーシア – バス降り方

約5時間程度のバスの旅もいよいよ終わり、クアラルンプールでの降車ポイントに到着します。

バス到着地

ビキッ・ビンタンにある Oversea という中華レストランの前の駐車場前で降ろされます。

住所

Dropoff Point
135 Jalan Imbi 55100 Kuala Lumpur (opposite Oversea restaurant)

ちょうど駐車場のすぐそばに Transtar Travel 社の事務所があり、
キャビンアテンダントさんはその事務所に吸い込まれて行きました。

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